株式会社 右京野造園は昭和42年の創業以来、京都 洛西を拠点に造園業を営んでおります。

右京野造園は京都市西京区の日本庭園・造園業社です。

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「庭の手入れ」のご案内

このページでは、ご家庭で普段行っていただけるお庭の手入れについて、わたしたち庭師の目線から 
アドバイスをさせていただきます。あなたの大切なお庭の手入れの参考にしていただければ幸いです。
お客様に行っていただくお庭の手入れ6つの作業ポイント
6つの作業ポイント の要点
灌水(みずやり) 管理作業の中で一番重要な作業です。少しの時間を見つけていただければどなたにも簡単にできる作業です。自ら水分補給できない植物に愛情を持って水を与えてください。 特に植え付け間もない(1から3年目)の樹木は、成長に必要な細根が未発達であり、夏期(特に6月~9月)の灌水作業は重要です。 また、近頃は夏場の少雨傾向が続いていますので、天気の動向にも十分注意してください。 昔の植木職人さんは「水やり3年」と言って、ただの水やりでも3年は修行が必要と言い伝えられていたそうですが、ご自分の大切なお庭の水やりはいくつかのポイントと愛情があれば、お客様で行っていただくのが一番と考えています。 作業の主なポイントは以下の通りです。
(1)1度の灌水でたっぷりと与えてください。 同量の水を2回に分けて灌水するよりも1回で大量の灌水をするほうが効果が大きいです。不定期な灌水、少量ずつの灌水は植物に負担を与える事にもなってしまうので要注意です。 また盛土の場所などでは水が流れやすいので、地面に直接灌水する場合には細かいシャワーなどで時間をかけて行ってください。
(2)灌水を行う時間帯は、早朝または夕方にしてください。 日中に灌水を行うと、水がレンズの役割をして、葉が焼けてしまいますので注意してください。 なお、昼間に葉が萎れている様でも、樹木が自ら水分の蒸散を防ぐためにわざと葉を萎れさせている事が多いので、あわてて日中に水をやる事は避けてください。
(3)たまに水が土に浸透したか確かめてください。 灌水後、土を掘って、根の部分まで水が浸透しているかをたまにチェックしてください。たくさん水を与えたつもりでも、水が浸透せず流れてしまっている事があります。
(4)朝・夕に植物がいきいきした状態になるように効果を確認して下さい。 低木・草花・地被類については、昼間の葉が多少萎れていても、朝・夕はいきいきした葉の状態になっているように灌水します。
(5)灌水作業を軽減する方法 有機質改良剤(バーク堆肥)を混入する事により、保水性の大きい土壌に改良する事ができます。 また、肥料をやる場合、化学肥料よりも有機質肥料(堆肥・油粕・牛ふん)の方が保水力は高まります
除草 「草に追われるな、草を追え」の言葉のとおり、雑草は油断しているとすぐに繁茂するので春から初秋にかけての成長期にはまめに草取りをしてください。 まめに草取りをしないと雑草に養分を取られて土地がやせ、樹木の生長に悪影響を及ぼします。 草取り作業も日々お庭と接しておられるお客様に雑草の伸び具合を日々確認していただきながら、樹木のために少しの時間を割いて行っていただくのが良いと考えています。 なお、範囲が広くてとても手に追えないときには、除草剤の使用もやむを得ませんが、除草剤といえども、種類や使用方法を誤ると樹木に大変な悪影響を及ぼしますので、除草剤をご利用のときはわれわれ業者までご相談ください。 作業の主なポイントは以下の通りです。
(1)鎌などを用いて草の根をできるだけ抜いてください。手で行うときは根元をつまんで引き抜いてください。少しでも根が残っているとすぐにまた生えてきます。
(2)抜いた草は庭においておかずに処分してください。種を落として発芽する事があります
掃除 ツツジ類、サザンカ等の咲き終わった花などは、早めに取り除いてください。風通し、日当たりが良くなり病害虫の発生予防にもつながります。鉢植えの草花についても同様です。 地苔、杉苔の上は落葉等がなくても、柔らかい竹箒などでまめに軽く掃くようにしてください。胞子が飛んで繁殖につながります
施肥 冬期の寒肥、開花結実後の追肥があります。 樹木を健全に保つことで病気の予防にもなります。
冬の時期に元肥としてほどこす寒肥と樹木の成長に合わせて行う追肥があります。
(1)寒肥
2月頃、樹木の休眠期に行います。
樹木の枝先の真下を目安にして、油粕などを施します。スコップなどで穴を掘って埋めてください。
(2)追肥
樹木によって異なりますが、おおむね5月~7月、9月~11月花の終わった樹木、結実した樹木に施します。 緩効性の粒状の固形肥料(マグァンプKなど)が良いでしょう。 施肥の方法は根元にばら撒きます
防除(薬剤散布) その年の降雨、日照等の条件によって害虫の種類、発生量は変わりますが、大多数の病害虫は梅雨前後~9月頃に発生します。 作業の主なポイントは以下の通りです。
(1)モミジ、サザンカ等ケムシのよく付く樹木はまめに観察してください。卵やさなぎを見つけたら葉ごと除去してください。少量のケムシなら市販の殺虫剤(キンチョール等)で十分です。
(2)モッコクのハマキムシは手で枯葉とともに除去します。このとき新芽はなるべくとらないように注意してください。
(3)大量に発生した場合はご連絡ください。自ら薬剤散布をされる場合は、散布者自身が最も被害を被りますので、マスク着用等、安全を心がけてください。
◇薬剤散布の注意点  
・降雨前には行わないこと。気温の低い朝夕、又は曇天の風のない日に散布する。  
・必要以上に濃い薬剤を散布しないこと。  
・葉の裏側まで十分に散布する。 うどん粉病、すす病等の予防、カイガラムシの防除のための冬期薬剤散布は当方で行っております。また、マツ、モクセイ等のハダニ類はそのつど当方で行います
剪定 剪定とは、樹木本来の特性を生かしながら、美しい樹形を作り、樹木を元気にし、維持する為に必要な作業です。 剪定を行うことにより植栽の下層部の日射や風通しをよくし、潅木や地被植物にいたるまで、健全に生育できる環境をつくり、病・虫害の発生を予防し、また、新しい枝を多く発生させ樹勢を増大させ樹木を若返らせます。 同時に庭全体のバランスを考えて幹枝を切ることにより、樹木の生長をコントロールし庭の景観を美しくします。 植物はその種類により、剪定の一番良い時期はまちまちですがおおむね年1回の手入れで美しい景観を保つことは可能です。ただし、花の咲く木は花をめでるためには花芽の分化前の剪定が良いとされています。
 
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